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50歳にして始めて息子を授かった男性

夫50歳、妻36歳で始めての息子を授かりました。男の子はひ弱で医者からは長くは生きられないだろうと言われます。

夫婦は何とか無事に育ってくれと願いながら、夫はこの子が20歳になるまでは何が何でも生き抜いて守っていかなければならないと誓います。

宮本輝さんの大作『流転の海』(全九部)の話です。1月から始めて第九部は予約して何ヶ月待ったことか9月に入ってやっと借りられ読破することができました。

自身の父親をモデルに戦後の日本を背景に描いた自伝的小説で、宮本さん34歳から書き始めて37年掛けて完成したとき71歳になってました。何を書きたかったのかと聞かれれば「ひとりひとりの無名の人間の壮大な生老病死の劇」と答えるそうです。

主人公は、元々資産家でしたが妻に暴力を振るったり、面倒見は良いけど裏切られたり、事業を興しては失敗を繰り返すなど波瀾の人生は子供ができて変わりました。

男性の平均寿命が60歳代のころ50歳で生まれた長男が無事に成長し大学生で21歳になるまでを見届けることができました。最期の哀しい場面は熱いものがこみ上げてきます。

今は人生100年時代ですからこれから結婚される方には勇気を与えてくれるような気がします。

昨夜は中秋の名月でした。そして読書の秋です。お時間がありましたら読んでみることをお勧めします。

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