結婚相手を探したいとご来店いただいた方に、お相手への希望をお聞きしますと
ほとんどの女性は長男よりは次男か三男がいいとおっしゃいます。
結婚したら子供は何人くらい欲しいかとお聞きしても一人か二人が多く
三人以上という方はほとんどいません。
昔に比べると教育費の掛かりすぎや保育施設が足りないことなど
子育ての環境が難しくなってることもあります。
現実的に、子供の数は二人というご家庭が多いと思います。
また兄弟のうち女性が一人いれば長男と長女ですし、
男性二人兄弟だとしても半数は長男ということになります。
次男以下の絶対数が少ないと言われて初めて気が付く方もいます。
そして、よくよく聞いてみると長男が嫌ということではなく、
同居したくないということで長男を避けてるようです。
実際に、”長男=同居”という観念は持たない方がいいと思います。
核家族化の時代ですから、親御さんの方でも今まで水入らずで暮らしてたのが
息子が結婚したからと言って同居を希望される方は少ないようです。
どんなにいいお嫁さんであっても他人が入って今さら気を遣うのは嫌で
若い人たちは出ていってもらい自分たちだけで暮らしたいと思ってます。
お嫁さんの方から見てもいくらいいお姑さんであってもいつも一緒にいれば
やっぱり確執が出て来るものです。
実の親子なら難しいことはあっても他人ではないので言いたいことは言えます。
お嫁さんの立場ではそれも難しくてストレスが溜まることが多くなります。
お姑さんの方から見ても同じことで、お互いに不満が募ります。
男性が間に入って苦労することになったり親子関係まで上手くいかなくなり
終いにはやっぱり別居という例もいっぱいみてきました。
家族なのに別々に暮らすのは淋しいかもしれませんがそういう時代です。
ご高齢の親御さんでしたら何かあればすぐに駆けつけられるように
近くにいるのが理想的ではあります。
お盆やお正月、お誕生日など何かの記念日には賑やかに集まるようにして
普段の生活は別々の方がいいと思います。
「古里と親は遠くで元気がいい」と言いますがその通りかもしれません。