相手に求めるより、まずは相手に与えることが大切だ!
二宮尊徳が若かったころのこと、畑を耕す鍬が壊れてしまい隣の家の老人に鍬を貸して欲しいと頼みました。
すると、「今は畑を耕す忙しい時期なので終わるまでは貸せない」との返事でした。
鍬がなければ農作業はできません。そこで尊徳は老人にこういいました。
「それでは、私があなたの畑を耕してあげましょう」
畑を耕した上に種をまいてあげると、老人は鍬を貸してくれたばかりでなく、「これからは困ったことがあれば、なんでも言ってきなさい」。
この体験を通して学んでことが冒頭の言葉でした。